64回目

誕生日を迎えました。
まさか自分が64歳になるなんて。
気がつけばテレビのバラエティ番組に出ている売れっ子はほとんど年下。
私がこの世界に入ってから生まれた人たちがドラマや映画の主役を務めています。
いつの間に追い抜かれていったのか?
かろうじてまだまだだと思うのは【天満天神繁昌亭】の楽屋の化粧前が正面(出番中キャリアの上から4番目までが座る場所)でない時が多々ある事ぐらいかな。
これとていずれは正面が定位置になり、若手に崇められながらも煙たがられるようになるのだろうな。
桂慶枝としては初めての誕生日です。
今年は『W襲名』というたがも外れたし、しっかり自分の芸を見直して桂慶枝らしさを作り上げて行こうと思っています。
まだまだ老け込む年でもないし、味のあるメッセージ色のある落語を作ってまいります。
これからもよろしくお願いいたします。