現代と過去をつなぐ

小拍子一つ叩くだけで場面を変える事ができる落語。
時代を遡ったり、未来へ向かったり時空を越えるのは朝飯前です。
それだけでなく、現代と過去の人間が会話する事も実現させたのが桂文枝師匠の三枝時代の名作「生中継源平」です。
源平の戦いを現場からレポーターがレポートして来て現代のアナウンサーが受けるという構成。
この中継方式ならどんな時代でも行き来できます。
私は、この形を使って「天神祭船渡御今昔生中継」という落語を作りました。
天神祭の今と昔の違いをレポーターが紹介するという天神祭解説の落語です。
今回の師匠の独演会では「生中継源平」が久しぶりに公演されます。
楽しみです。
是非見ていただきたいです。
私も、当日は舞台袖から勉強させていただきます。