虚実の皮膜

今回の『繁昌亭昼席』は三ツ目出番。
持ち時間も15分、おまけに次が浪曲で舞台転換に1〜2分かかるので10分程度でできる落語ばかりかけています。
「アバタラ人がやってきた」もその一つ。
いかにもそんな人種の方がいるかのごとく演じるので「ホンマにあんな人いるのですか?」なんて聞かれる事があります。
これは嬉しい勘違いです。
かつて近松門左衛門は、「虚実の皮膜」虚構と現実の間にこそ芸の面白みがあると言ったそうです。
虚構と現実が入り混じって見えてるのはまさに「虚実の皮膜」を表現できている証拠。
こんな皮膜の芸を追求したいと思います。